GeForce Experienceは、NVIDIAが提供するソフトウェアツールです。
ゲームプレイの品質向上や録画・ストリーミング機能、ドライバーアップデートの通知など、多くの便利な機能を提供しており、GeForceのグラフィックボードを使用しているユーザーにオススメできるツールです。
本記事ではそんなGeForce Experienceの録画機能について画像付きで解説していきます!
GeForce Experienceのダウンロードと初期設定
ご自身のPCがシステム要件を満たしている場合、以下の手順でダウンロードをします。
システム要件:https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/geforce-experience/system-requirements/
1.公式HPにアクセスし、「今すぐダウンロード」をクリック。
2.ダウンロードしたファイルをダブルクリックして指示に従いインストールを進めます。
3.インストールが完了したら「GeForce Experience」を起動します。
4.初回起動後はログインする必要があるため、ログイン画面が表示されたら任意の方法でログインorアカウントを作成してください。
5.ログイン完了後、右上の「ゲーム内オーバーレイを開く」を押すか初期ショートカットキー[ALT+Z]でオーバーレイを開きます。
6.すると次のような画面になるので右下の歯車マークを押します。
7.録画したデータの保存やキャッシュの設定をします。「録画」をクリックします。
8.一時ファイルがキャッシュで「ビデオ」が録画したデータの保存先となります。任意の場所を設定しましょう。
一時ファイル(キャッシュ)は基本的に消してしまって問題ないデータです。放置しすぎると莫大な容量になっていることがあり、PCのパフォーマンス低下などに繋がるので定期的に削除しましょう。
9.次に動画の画質設定を行います。「ビデオキャプチャ」をクリックします。
10.「インスタントリプレイの長さ」は後述。ここでは映像のクオリティを指定する設定を行えます。任意の設定をしましょう。これで基本的な設定は完了です!
個人的には以下の設定がオススメです(PCの性能により前後します。※筆者のPCはRTX3080)。
フレームレート:60FPS
ビットレート:~30Mbps※
ビットレートは、映像のクオリティや詳細さを表す数字のことです。ビットレートが高いほど、映像が綺麗で鮮明になりますが、ファイルサイズは大きくなります。
YouTubeでは1080pの動画をアップロードする際、上限ビットレートが15Mbpsとなっているため、1080pの動画しか投稿しないという方は上記の数字は15Mbps~20Mbpsで十分です。
2K(1440p)で~30Mbps、4K(3840p)で~85Mbpsとなるので、投稿する解像度に応じて変更すると良いでしょう。
注意点
初期設定を終えいざ録画!と行きたいところですが、この設定で映像記録中に裏画面(ゲーム以外の画面)に行ってしまうと、ゲーム中の映像のみしか記録されず中途半端な映像になってしまいます。図解すると…。
裏画面に行った際の映像・音声が記録されず「味方VCが面白いこと言ってたのに撮れてない!!」といったことが起きます。実際に筆者も何度か経験あり笑。
これを避けるには「プライバシー設定」をONにしてきましょう。次の手順でONにすることができます。
ONにすることによるデメリットは、裏画面に映った映像は全て記録されてしまうため、映してはいけないものが映ってしまった場合は別途モザイク処理や編集が必要になります。また、GeForce Experienceでは今回紹介してる録画機能以外にも生配信(ブロードキャスト)を行うことができますが、生配信中に裏画面に行った際も同様に全て映ってしまうため、トラブルの原因になる可能性があります。
もちろん普段裏画面に行かないという方はオフでも問題ありません。
録画してみよう
初期ショートカットキー[ALT+F10]で録画を開始します。
1回押したら録画開始、もう1度押すと録画停止となります。
出来上がった映像は先の[8]で指定した場所に保管されています。
あるいは初期ショートカットキー[ALT+Z]で右側にある「ギャラリー」から記録したデータの一覧を見る事ができ、「ファイルロケーションを開く」で保存場所にすぐ飛ぶこともできます。
※これらのショートカットキーは設定内で変更することができます。
インスタントリプレイについて
最後に個人的に大好きな機能、インスタントリプレイについて紹介します。
この機能はゲームをプレイしているときに録画をしていなくても、裏で自動的にゲームの映像を録画しておいてくれる機能です。
たとえば、上手いシーンやフレンドと一緒に楽しいプレイをしたシーンなど、取り逃したくなかった映像を巻き戻って録画しておくことができるので、録画してなかった~!という事が格段に減ります。
こちらの設定は先の[10]同様、ビデオキャプチャ設定の画面で行うことができます。
最大20分まで巻き戻し録画が可能ですが、ここは何のゲームをプレイするかどういう用との録画をしたいかによって変わりますのでお好きな時間を設定すると良いでしょう。
ただし、設定時間を長くすればするほどインスタントリプレイで出来上がった映像のファイルサイズは巨大になりますので、適度な長さに設定するか保存媒体(HDD,SSD)に余裕があると良いです。
筆者はいつも5vs5のFPSをメインでプレイしたりするため、ラウンドの始まりから終わりが撮れるようどのゲームにでも適用できるように「3分30分」にしています。
この設定が完了したら機能をオンにしましょう!
その後ゲームを起動し、撮り逃したくないシーンが出たらすかさず[ALT+F9]。設定した時間分巻き戻し録画してくれています。
こちらの機能も同様に「プライバシー設定」がオフになっていると裏画面に行ったシーンは記録されてないので注意が必要です。
まとめ
いかがでしょうか。
GeForce Experienceをは初期設定さえ済ませてしまえば手軽に、低負荷で動画を記録することができます。ゲームプレイ中に特に印象的な瞬間やプレイのハイライトを録画できるインスタントリプレイをうまく活用し、ゲームプレイの楽しさをより一層引き立てることができますので、ぜひ試してみてください!
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